2023.12.26
CATEGORY : コラム
こんにちは。シンワクライムの藤川です。
厚生労働省の調査によると、高齢者の死因の第3位が「溺死・溺水」となっており、その多くの原因となっているのが「ヒートショック現象」だと言われています。実は交通事故での死亡者数より多いという事実をご存知でしょうか?
ヒートショックとは、気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることです。冬場に暖房の効いたリビングから脱衣室に移動し、浴槽に入るときなどに起こりやすくなります。リビングから脱衣室に移動すると寒さに対応するため血圧が上昇し、さらに衣服を脱ぎ浴室へ入るとさらに上昇します。その後浴槽に入ると急に身体が温まるため、血圧が降下。このような血圧の乱高下により、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こりやすくなるのです。
特に11〜12月までの時期がヒートショックの好発時期となっており、危険が高まります。都道府県別にみた高齢者の入浴中の死亡者数は、実は兵庫県は2位。温暖な地域の方がヒートショックを軽視しやすかったり、家の断熱性能が低かったりするのが原因のようです。
ヒートショックを防ぐためには、最新のシステムバスに変える方法はもちろん、浴室暖房乾燥機を設置したり、脱衣室にも暖房器具を設置したりして温度差をなくすことが大切。脱衣室や浴室の窓に内窓を設置するのも効果的です。
また、人の動きをセンサーで感知する見まもり機能がついた給湯器もおすすめ。お風呂での動きが感知されないと知らせてくれるため、気づきの遅れを防いでくれます。
早めに対策をして、安心できるバスタイムを楽しみましょう!
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