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ベストな時期を見極めて、失敗しないリフォームを!築年数・部位別にタイミングを解説

2024.04.30

CATEGORY : コラム

大切なお家に長く安心して住み続けるためには、定期的な点検やメンテナンスが必要不可欠。家のどこかに不具合や傷みが出始めたときには、すでに大掛かりな工事が必要になっていることも少なくありません。そうならないためにも定期的に点検し、できるだけ早い段階でリフォームをすることが大切です。そのためにも、リフォームに適切な時期やタイミングを理解しておきましょう。

リフォームの時期が大切である理由

適切なタイミングを逃してしまうと、さまざまな弊害が出る可能性があります。

老朽化による損害が出ることがある

住宅や設備の老朽化は生活に影響を及ぼすのはもちろん、時に周辺住民に迷惑をかける事態に陥ることも。特に築年数の古いマンションでは、建物の配管が腐食を起こして漏水を招くこともあるので注意が必要です。水道水がサビのような味がすると感じたときは要注意。配管の金属腐食により、水道水の水質が悪化している可能性があります。

工事が大規模になり費用がかさむケースがある

建物の老朽化や設備の故障などをそのままにしておくと、修復困難な状態になったり、他の部位にまでダメージが広がってしまうケースもあります。そうなると工事が大掛かりになり、費用がかさむ恐れが。工事期間も長くかかってしまうため、住みながらのリフォームが難しくなってしまうこともあります。その場合、仮住まいや引越し費用もプラスでかかるため、ますます高額に。状態が深刻化する前に、早めのリフォームを行うことが大切です。

築年数を目安にしたリフォーム

築年数は、リフォームを考えるうえで一つの目安になります。ただしあくまでも目安であって、全てのお家に当てはまるわけではありません。築年数ごとに、どのようなリフォーム工事が行われる可能性があるかご紹介します。

築5〜10年で考えられるリフォーム

まだ築浅とされる築5年以内のお家は、ウッドデッキの新設や収納の増設など、改修ではなく新設工事がメインです。築6年以降になると水廻りの設備交換が増えていきます。
ある程度の年数を過ごしてみて不便な場所を修繕したり、お子さまの成長に合わせて個室をつくる、勉強スペースを確保する、食洗機を設置するなど、暮らしに合わせた快適性を追求するリフォームが行われます。
また、シロアリ対策も5年おきに行うのがベスト。シロアリ被害に気づいたときには深刻な状態になっていることも多く、耐震性にも影響が出るため、予防をしておくことをお勧めします。

築10〜15年で考えられるリフォーム

築10年が経つと、水廻りの設備に不具合が出始めるころ。完全に故障してしまう前に設備交換をするのがおすすめです。また、利便性を求めて最新設備に交換するケースもあります。他にも、外壁や屋根の塗装工事、壁紙やフローリングの張り替えもこの時期に行うことが多いようです。

築15〜20年で考えられるリフォーム

設備が老朽化し、リフォームの依頼が増える時期です。水廻りの汚れが落ちにくくなったり、使い勝手の悪さが気になるタイミングです。設備の部品は10年で廃番になることが多く、この頃に故障しても簡単な修理では改善できないケースもあります。そのため、設備そのものを交換しなければいけないことも少なくありません。

築20〜30年で考えられるリフォーム

さまざまな設備の老朽化や使い勝手の悪さ、機能性や省エネ性の低さなどから、大掛かりなリフォーム工事が必要になることも。老朽化だけでなく、家族構成やライフスタイルの変化を伴っていることが多く、間取り変更なども含めた大規模リフォームを行うケースもあります。

部位ごとに適切なリフォーム時期はある?

ここまでは築年数を目安にしたリフォーム時期をご紹介しましたが、部位別のリフォーム検討目安も把握しておくと便利。完全に使えなくなってしまう前に、早めに手を打っておくことをおすすめします。

水廻り設備のリフォーム時期

使用頻度が高く、水を使用することから、老朽化が進みやすい場所です。大抵の水廻り設備の耐用年数は10〜20年に設定されているため、その間に設備交換が必要になることがほとんどです。

キッチンリフォームのタイミング

お手入れの状況や使用頻度によっても異なりますが、10〜20年くらいが目安。汚れが落ちにくくなったり、使い勝手が悪く感じられるようになったら、リフォームを検討する時期です。一部の設備を最新のものに変更するだけでなく、キッチン全体の使い方や動線を見直し、それにあわせてリフォームを行うことで使い勝手がぐんと向上します。

浴室・洗面室リフォームのタイミング

浴室は体の汚れを落とすために毎日使う場所。10年以上使用していると浴槽のフチや壁・窓などにカビや汚れ、腐食が目立ってきます。また、給湯器も10年ほどで交換時期を迎えます。お風呂のリフォームと給湯器の交換は、同時施工することで費用を抑えることができます。
また、洗面台も毎日使う場所であり、水はねなどによる汚れ・腐食が発生しやすい場所です。洗面台本体や排水管の交換と合わせて、壁や床を張り替えるリフォームをするケースも多いです。

トイレリフォームのタイミング

タンクやパッキン、配管などのパーツは10年ほどで寿命を迎えます。また、最も多いご相談がウォシュレットの故障。汚れも落ちにくくなってきているころなので、思い切って新しいものに交換される方が多いです。トイレは使えなくなってしまうと生活に支障が出るため、完全に故障する前に早めのリフォームをおすすめします。

玄関リフォームのタイミング

玄関ドアのリフォームは、ドアの交換や収納の新設、土間タイルの改修などが行われます。玄関は家の顔となる部分ですし、防犯性にも影響を及ぼす場所。ドアが閉まりにくい、鍵の安全性に不安があるといった場合は、リフォームすることをおすすめします。
またその際に、スロープや手すりなどのバリアフリー改修を行うこともあります。

内装リフォームのタイミング

フローリングの傷や浮き、壁紙の汚れ、畳の傷みなどが目立ってくるのは、築10年程度経ったころ。内装リフォームをする際は部屋に入れなくなってしまうので、家族にとって適切なタイミングで工事計画を立てることが重要です。

窓・サッシのリフォームのタイミング

採光や通気、そして断熱性にも大きく影響を及ぼす窓とサッシ。結露や寒さに悩まされている場合は、窓ガラスやサッシの交換、内窓の設置などをおすすめします。防犯性にも関わるため、不安がある場合は検討しましょう。

外壁・屋根のリフォームのタイミング

外壁はクラック(ひび割れ)が見られたり、触ると白い粉のようなものがつくチョーキング現象が起こるようになったら、リフォーム時期のサインです。外壁の種類にもよりますが、10〜15年ごとに塗り替えることで見た目もきれいに、建物の耐久性も維持することができます。
屋根はなかなか目視できない場所ですが、家を雨風から守る大切な場所。塗り替えは点検も兼ねて10〜15年ごとに行うのがおすすめです。ただし築20〜40年程度の化粧スレート屋根や、50年以上の瓦屋根の場合、屋根の葺き替えが必要になるケースもあります。その場合は下地からやり直す必要があるため、大掛かりな工事となり費用も高くなります。

効率良くリフォームするためのポイント

ここまでリフォーム時期の目安について築年数、そして部位別に見てきました。できるだけ費用を抑え、満足いくリフォーム工事を実現させるためには、いくつかのポイントがあります。

定期的な点検とメンテナンスを行う

家に不具合が出たり、設備が完全に使えなくなってしまったり…そのような状態になってからリフォーム業者を探し、依頼するとなると、生活に支障をきたします。また、そのときにはすでに修復不可能な状態になっていたり、大規模な改修が必要になっていたりすることもあるため、定期点検を欠かさず、早めのメンテナンス・リフォームをすることが大切です。

目的と予算を設定する

いざリフォームの計画を立て始めると、さまざまな選択肢があり迷ってしまうもの。あれもこれもと気になる点が次々出てきてしまいます。しかしなぜリフォームを行うのかという目的を明確にし、それを家族で共有することがリフォームを成功させる第一歩。そのための予算を組み、リフォームのゴールを設定しましょう。

複数箇所をまとめてリフォームする

故障したところを少しずつ交換したり、リフォームしたりを繰り返していると、結果としてコストがかかってしまい、見た目的にもつぎはぎだらけの家になってしまいます。場合によっては何度も仮住まいをしなくてはならない、といった事態も起こり得るため、ある程度まとめてリフォームするほうがおすすめです。

ライフスタイルの変化に合わせる

子どもが独立したタイミングや、高齢になってきたと感じるタイミングなど、ライフスタイルの変化によって使いやすい家の設備や間取りは異なります。使わなくなった子ども部屋を趣味の部屋にしたり、和室をリビングに取り込んで広いLDKにしたりと、今の暮らし方に適したリフォームを計画することで、満足度がぐっと高まります。

思い入れのある大切な家で長く安心して暮らすためには、定期的な点検とメンテナンス、そして修繕やリフォームのための資金計画を立てておく必要があります。今回ご紹介したリフォームのタイミングはあくまでも目安です。お家の使い方やメンテナンス状況、地域性などによっても異なりますので、普段からお家の様子をよく観察し、気になることがある場合は早めに地元のリフォーム業者に問い合わせてみましょう。

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