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【事例アリ】リフォームで失敗しない!おしゃれな内装に仕上げるコツ

2024.05.30

CATEGORY : コラム

せっかくのリフォーム。機能性や使いやすさをアップさせたいのはもちろんですが、ちょっぴり自慢できるおしゃれな空間に仕上げたいもの。そこで今回は、リフォームやリノベーションでおしゃれな内装に仕上げるためのコツを、当社の事例も交えながらご紹介します!

おしゃれな内装ポイント①「配色」

おしゃれな内装への第一歩として、カラーコーディネートで空間に統一感を出すことが大切です。カラーコーディネートが上手にできているだけでとてもおしゃれで上質な空間に見え、逆にアンバランスな配色になっていると違和感やチープな印象を与えてしまいます。

色の基本を理解しよう

まず、色の基本を知っておくとコーディネートの際にとても役立ちます。

暖色・寒色・中間色

暖色⋯赤・オレンジ・黄色など(温もりを感じる、元気な印象)→進出色(前に飛び出して主張して見える)
寒色⋯青・青紫など(涼しい印象、鎮静感)→後退色(後ろに下がって落ち着いて見える)
中間色⋯緑・紫など(暖色と寒色、どちらでもない色)

温もり・にぎやかなイメージをもたせたいなら暖色系を、涼しげ・落ち着いた雰囲気にしたいなら寒色系を選ぶのがベターです。

明度

明度の高い色(白に近い)⋯ライトグリーン、ペールブルー、パステルカラーなど
→軽い、柔らかい、明るい、開放的、部屋が広く見える
明度の低い色(黒に近い)⋯ダークブラウン、ダークグレー、ディープブルーなど
→重い、硬い、重厚感、高級感、部屋が狭く見える

「狭い部屋を広く見せたい」「明るくかわいらしい雰囲気にしたい」なら明度の高い色。「落ち着ける・大人っぽい雰囲気にしたい」なら暗めの色、という風に使い分けます。

彩度

彩度の高い色(ビビットカラー)
→派手、エネルギッシュ、ぱっと目をひきつける、個性的、落ち着かないことも
彩度の低い色(くすみカラー)
→優しい、柔らかい、落ち着いた印象になる、地味な印象になることも

同じ赤でもビビッドな赤とくすんだ赤とでは、部屋の印象が大きく変わります。ビビッドカラーはぱっと目を引きますが、彩度が高すぎると目がチカチカして落ち着かない部屋になることもあります。最近人気のくすみカラーは、落ち着いた雰囲気を演出します。

色の持つイメージ

さらに色には、それぞれ与える印象やイメージがあります。

赤⋯興奮作用、食欲アップ、温かみ
青⋯集中力アップ、涼しさ、安眠
黄⋯明るい気持ち、楽しい雰囲気
緑⋯安らぎ、リラックスできる空間
紫⋯上品なイメージ
ピンク⋯かわいらしい、幸福感、穏やかさ
茶⋯緊張を和らげる、大人っぽい
白⋯清潔感、広々と明るい空間に
グレー⋯落ち着いた雰囲気、洗練
黒⋯高級感、重厚感、落ち着いた雰囲気

「家族でにぎやかに過ごすリビングには赤」「寝室には安眠できそうな青」など、部屋の用途に合わせて色を選ぶと、居心地が良くなります。

上手なカラーコーディネートの方法

コーディネートする際は、上記で挙げた色の属性を揃えるのがおしゃれへの近道。例えば、暖色で統一する、パステルカラーで揃える、くすみカラーで揃えるなど、同じトーンの色でコーディネートするとうまくいきます。色が持つ印象を参考にしながら、どんな空間にしたいか、どんな印象を与えたいかも考慮し、コーディネートしましょう。

「7:2.5:0.5」で配色する

同じトーンのみでコーディネートするときれいに仕上がりますが、そこにアクセントカラーを取り入れるとより華やかになります。調和させやすい色の配分として、ベースカラー(床や壁、天井などに使う色)が7割メインカラー(ソファやカーテンなどに使う色)が2.5割アクセントカラー(クッションなどの小物に使う色)が0.5割という割合でコーディネートすると美しく仕上がります。

おしゃれな内装ポイント②「照明」

空間の印象を格上げするのに役立つのが、照明です。シーリングライトをダウンライトやペンダントライトに変更するだけで、ぐっとおしゃれな雰囲気に仕上がります。また、間接照明を取り入れるのもおすすめ。天井の端のみを明るくする間接照明は、非日常感のあるホテルライクな空間にしてくれます。

照明の種類を理解しよう

照明にはさまざまな種類があり、設置するタイプによって印象が大きく異なります。今回は、おしゃれな内装にするために取り入れたい照明の種類についてご紹介します。

ペンダントライト

ダイニングテーブルの上やキッチンカウンターの上、吹き抜け部分などにアクセントとして使用されることが多い吊り下げ型の照明器具。さまざまなデザインのシェードがあり、空間の雰囲気や好みに合わせて設置することができます。

ダウンライト

天井に埋め込むように設置され、器具が目立たず空間がすっきりと見えるのが特徴。照らす範囲には限りがあるので、複数のライトを一定の間隔で配置したり、他の照明と組み合わせたりして使用することもあります。

スポットライト

範囲を限定して照らすスポットライトは、置物や絵画などのインテリア雑貨を印象的に照らします。

ブラケットライト

壁面に設置するタイプの照明で、さまざまなデザインのものがあります。空間のアクセントとなり、明るさや華やかさを演出します。

間接照明

光源が直接見えないように設置し、床や壁、天井などを照らした反射光で空間を柔らかく照らします。空間に立体感をもたらし、高級感や華やかさを演出します。

電球は適材適所で選ぼう

照明の電球には「電球色」「温白色」「昼白色」「昼光色」といった色の違いもあり、この色によっても空間の雰囲気が変わります。勉強や仕事をする場所は白っぽい昼光色、穏やかに過ごしたい寝室は電球色など、適材適所で電球をチョイスすることも大切です。また、近年は調光機能付きのライトも多く販売されており、目的や雰囲気によって電球色が変えられるのでおすすめです。

おしゃれな内装ポイント③「床・壁・天井で差をつける」

白の壁と天井、床は木目というのが日本では一般的ですが、そこに少し個性を発揮することで一段とおしゃれな空間に仕上がります。

床は素材感で差をつける

床をヘリンボーン柄にしたり、部分的にモルタル風のフロアタイルを貼ったり、水廻りは石目調のクッションフロアにしたりすることで、おしゃれ度が大きくアップ。ただし大部分を柄物にしてしまうと空間がうるさく見えてしまうので、柄物の床を取り入れる際は部分的に貼ってゾーニングする、もしくはトイレなどの限られたスペースのみに貼るのがおすすめです。

クロスや建具でアクセントを

すべて真っ白のクロスでももちろん失敗なく仕上がりますが、どこかに自分らしいアクセントを入れられると空間により愛着も湧きます。柄物のクロスを貼る場合は他のクロスや床、インテリアとの色の調和を意識し、空間の中のどこか一面のみにします。トイレの中のクロスは冒険する方が多いです。また、鮮やかな色やデザイン性の高い建具を設置し、アクセントにする場合もあります。

天井に木を用いて上質な空間に

天井の一部に床と同じ木を張ることで、おしゃれなアクセントになりつつも統一感のある空間に仕上がります。その場合、木目のクッションフロアだとチープ感が出てしまうので、無垢材や突板などをおすすめします。近頃はキッチン上の天井のみ高さを下げ、木を張ってアクセントにすることが多いです。

おしゃれなリフォームの成功事例

当社で実際に施工したリフォーム・リノベーション事例のなかから、おしゃれな内装に仕上がったお家をいくつかご紹介します。

木の温もりに包まれるキッチン

床材に使用したオークの突板をキッチンの天井にも張り、あたたかみのある空間に。また背面の収納棚も木製、カウンター上には木目のペンダントライトを設置し、木の温もりあふれるお住まいになりました。

洗練されたエグゼクティブな暮らし

ダウンライトやスポットライト、間接照明など、さまざまな照明を効果的に用いた事例です。リビング上の天井は意匠性の高いデザインに仕上げ、より洗練された空間に。キッチン上の照明にはライティングレールを取り入れ、目的に応じて照らす場所を変えられます。

異なる素材の床で魅せるLDK

キッチン部分はモルタル風のフロアタイル、リビング側はフローリングと貼り分けた事例。サッシや収納の取っ手はマットブラック、キッチン側の壁はグレー、そしてレンジフードや水栓はシルバーと、スタイリッシュなカラーリングでまとまっています。

センスが光る壁と床の組み合わせ

19世紀のイギリスのデザイナー・ウィリアムモリスのパターンの壁紙を採用。印象的な色柄のクロスに、ヘリンボーン柄の床がマッチ。どこかアンティークな雰囲気のトイレ空間に仕上がりました。

クラシカルデザインの玄関

ホワイトで統一しながらも、クラシカルなデザインの玄関ドアがアクセントに。土間のテラコッタタイルも、ホワイトの空間に映えます。また吹き抜けになっており、自然光が降り注ぐ明るい玄関になりました。

リフォームで失敗なくおしゃれな空間に仕上げるためには、色の基本を理解して上手にカラーコーディネートすること空間の印象を格上げする照明を設置すること床・壁・天井にアクセントを取り入れて差をつけること。以上の3点がポイントです。これら3つのポイントを参考に、ぜひおしゃれなリフォーム・リノベーション工事を行ってくださいね!

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